場所:伊豆市貴僧坊の真菰畑   映像インスタレーション   2023
木・単管・寒冷紗・真菰筍の田んぼ・水  
W14000×H3000×D15000mm(スクリーンw6000×H3000×D1800)
「CLIFF EDGE PROJECT うぶすなの水文学」会期の10~11月不定期に夕暮れから2時間ほど上映
ある時訪れた天城の山の中にある少し開けた場所で、一気に近づいてくる降り始めの雨の音に衝撃を受けた。
日本でも有数の降雨量を誇るこの地域の土地に、受け入れられていくような、激しくも沈み込むような音だったた。豊かな恵みであると同時に、時としてその土地に脅威をもたらしてきたこの雨音を表現できないかという思いが制作の発端となっている。

昼間、水の張られたこの真菰筍の田には、地域の人に金比羅山として親しまれる山が土地を見守る様に映り込む。夕暮れと共にその山が姿を消す頃、田んぼに立てた2つのスクリーンにゆっくりと流れ落ちる滝の映像を上映が始まる。日暮と共に空から滝が流れ落ち始め、田んぼに張られた水に映り込む。布を垂らしたスクリーンは風で揺らされ映された滝の映像も揺らいている。風で揺れる真菰筍の長い葉はスクリーンに映り込み、風音も作品の一部となる。この地域ではわさびの栽培の為の水路が通りいつも水の音が聞こえてくる。そして、風音と共に、水や虫の音もまた、作品の一部となった。時間が進むにつれ辺りから光がなくなると、この景色から色味がなくなり、モノクロの世界へと変化していく。



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